2009年10月10日土曜日

栗の甘露煮を作る

各地に大きな被害を及ぼして台風は去っていきました。
皆さんのお住まいの地域はいかがだったでしょうか?
被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

私のところはというと、実は来たのも行っちゃったのも
よく分からないくらい、申し訳ないくらいに何もありませんでした。
用心のために小学校などが休校になったのですが、
退屈だったんでしょうね、友達同士で連れ立って表を歩いていました。


ところで、大量の栗を前にさて今年はどうしたものかと考えた末、
甘露煮にしちゃうことに決めました。
以前は、甘露煮をさらによく煮てガーっとすりつぶして裏ごしして、
マロンクリームを作って、「モンブラン」とか「マロンパイ」とか
作ったこともあったのですが、ついうっかりほとんど全量を、
マロンクリームにしてしまって冷凍保存するはめになりました^^;;
それ以来、栗は全部知り合いに配っていたのです。

実はモンブランは「大嫌い 」なのにマロンクリームを作ってみたい、
ただそれだけの理由で作ったわけです。自分で作ったら多少は
食べられるのかとも思ったのですが、嫌いな味は嫌いな味。
モンブランも、マロンパイも家族に強制的に食べさせ、
知り合いに強制的に引き取ってもらい、という具合でした。




さて栗の甘露煮。栗の皮をむくのが難作業です。
お鍋にぐらぐらとお湯を沸かしたところにざっと洗っておいた
栗を投入。3分ほど茹でます。
皮さえ柔らかくなればいいので、時間厳守。
今回2キロほどは他人に押し付けて、3キロほどです。



一生懸命皮をむいたら、焼きミョウバンを溶かした
お水に30分漬けます。写真は1.5ℓの水に
6グラムの焼きミョウバンを溶かして栗を漬けてます。
(実は、むき疲れで寝てしまい、2時間以上つけてました^^;;)
焼きミョウバンにつけると、調理途中で砕けたり煮崩れたり
する率がかなり低くなります。スーパーのお漬物材料売り場に
あると思います。



きれいなお鍋に、栗が浸るくらいの水と栗、「クチナシの実」を砕いたものを
お茶パックに入れたものと一緒に、ぐらぐら煮立てないようにして
20分ほど煮ます。クチナシの実は色付け用です。なくてもかまいませんが、
ない場合、仕上がりの色がう~ん・・・・な感じになります。
漢方薬なので薬局にあります。(DS系の薬局にはないです。電話して
問い合わせてみてください)歳末になると製菓材料売り場にも出ます。



色がついたら、そ~っとざるに栗を引き上げて、ボウルに熱湯を入れて
そのざるを浸けて、ゆらゆら動かして細かい屑を取ります。
再びきれいな鍋に、水と砂糖を入れ(水500mlに対して
大体200~300g、保存を目指す場合は300gは必要)、
沸いたら、栗をそ~っと入れて30分ほどふつふつ煮える程度の
小さな火で煮ます。この段階で、みりんを入れるレシピが多いのですが、
私はその味が好きではないので、蜂蜜を入れます。
量は適当です。
そのあとは完璧に冷めるまで放置。

瓶詰め保存したいときは、煮沸消毒して乾かした瓶に
最高に熱い段階の栗とシロップを口ぎりぎりまで入れて
ギュッと蓋を締めます。私はシロップをわざとあふれるくらい入れて
蓋してます、あとで周りを洗い流すなり、ふくなりすればいいので。



甘露煮作業で疲れたので、ここでおやつ
当地で出来たナイアガラです。
素晴らしい香りと品の良い甘さが持ち味です。
摘みたてを1箱いただきました。同僚に配ったことは
言うまでもありません。すぐ傷んじゃいますから。

冷凍保存したマロンクリームのその後・・・・
カスタードクリームを作って混ぜ合わせて
シュークリームにして配り歩きました。
作った私が、味見程度にしか食べていないのは
内緒の話です。


え?せっかく大きいクリなんだからクリご飯にすればって?
大嫌いなんです。クリご飯www



0 件のコメント: