2011年9月10日土曜日

車で旅する


東京は本当に眠らない街だなあと改めて思いました。
朝の5時過ぎだというのに、ホテルの下を眺めると
人がたくさん歩いているのを見ることができます。

このホテルの近辺で、朝9時半からの集まりがあるので
(土曜の朝から粋なことです)、昨日から東京に滞在しています。
昨日、川崎でちょうど用事があったので、一泊することにしたのです。

思えば今年の夏はいつになく車であちこちでかけました。
札幌に住む息子の様子を見に行ったのが、一番の遠出でした。
おかげで、以前から気になっていた本家の墓参を
することができました。


本家はとうの昔に絶えていて、私たちが引き継いでいるわけですが、
住んでる所から遠いところにあるため、なかなかお参りする機会が
ありません。
鎌倉時代のある関東武士団の一族だった先祖が、平氏系だったために
東北に落ちのび、明治時代になって私たちの直接の先祖が北海道に
渡ったようです。いわゆる「嫡流」は大正末期に離散し、
墓を守っていた傍系の伯父夫妻が平成になって相次いで亡くなり、
残っているのは私たちの家族だけになりました。

墓地から美しい函館湾を眺めていると
一時的にせよ氏を変え家紋を変え
新しい神にすがり
必死に生きて来た先祖たちの流転の日々を
思わずにはいられません。
家紋はとうとう元に戻ることはありませんでした。
離散の時のどさくさで、とうとう分からなくなって
しまったようです。

不孝者の子孫はお墓のありかが
あやふやになりそうです。
その意味でも墓参出来てよかったと思います。
私もお墓のことが気になる年頃になったのだな、と
改めて思います。
次回からは息子を派遣しようと思います。

お墓を見つけて、墓石の正面に回った時、
亡き伯父が「よく来たな」と言ってくれたような
気がしました。

伯父たちが亡くなった時に比べて
北海道内の高速道は格段に整備され、
車で行った方が断然便利です。
駐車場代も気にならないくらい安いですし。
マイペースで移動できるし、景色もとてもいいです。
東京は本来車で来るところではないのですが、
たばこを吸う場所が、どんどんなくなっていくので・・・^^;
やめればいいんですけどね。
700円になったところで、結局吸ってると思います。

九州には当分福島ナンバーつけては行けないんでしょうねえ。
放射線撒き散らしてるとか言われちゃいますもんね。
格安航空会社もできたことですから
やっぱり飛行機かな・・・・・・

九州出身の私に、職場仲間が言いました。
「福島から来たって言ったら、差別とかされるんですかね?」
前回帰った時は、「大変だったねえ」と友達が慰労会開いて
くれましたが、今はどうなんでしょう?