2013年10月23日水曜日

車で行くぜ!! 2


さすがに今朝の琵琶湖は曇っていましたが、まだ雨は降っていませんでした。
京都の山の中でたす用事は午後からでもよかったので、
三方五湖に寄ることにしました。
ここには縄文時代の遺跡群があります。鳥浜貝塚は様々な出土品が
良好な状態で出土し、貧しいような印象があった縄文前期の暮らしが
思いのほか豊かなものであったようだという新たな知見をもたらしました。

な~んてふらふらドライブしていて円墳に何かを突き立てたような
不思議な建物を発見するまでは、そんなことすっかり忘れていました。
この建物は「若狭三方縄文博物館」でした。
ということは竪穴式住居ですね。この外観は。
早速展示物を拝見させていただきました。
小さな博物館ですが、出土品が豊かなのでなかなか充実していました。
内部は撮影禁止なので画像はありません。


レインボーラインから三方五湖全部を見てみたかったのですが、
博物館で時間をとってしまったので、一番近い三方湖だけ
立ち寄ることにしました。
釣りスポットらしく、たくさんの釣竿が仕掛けられていました。
案の定、京都に近寄れば近寄るほど天気が怪しくなってきて、
用事を足す頃には本格的に雨が降りだしました。


日本三景の一つ、天の橋立は雨にけぶってなんだかよくわかりません。
船の後ろに平たく延びている海岸線が「天の橋立」です。
雨がひどくて股覗きっていう気分にもなれません。
天気さえよければ宿の窓から「沈む夕日に映える天の橋立」を
見ることができたのですが・・・・
丹後国風土記によれば、イザナギノミコトが高天原と行き来するために
天に向かって立てかけたハシゴが、彼が寝ているうちに倒れてできたのが
「天の橋立」なんだそうです。
そんな伝説ができるくらい大昔からこの光景は「珍しい景色」として
尊ばれてきたのですね。

大江山いく野の道の遠ければ
      まだふみも見ず天橋立

うら若い小式部内侍をからかって赤っ恥をかいた、いい大人の
エピソードはやはり古文の時間に習ったのですが
この歌で彼女の才能は評価されるわけです。
残念なことにまだ20代で亡くなってしまったらしいです。

台風の影響も強くなってきたようです。
さてさて無事に帰れることやら。




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