毎年八十八夜に相前後して郷里の友人が、新茶を送ってくれます。
友人の家はお茶屋さんを営んでいます。高校を卒業以来、お互いやり取りを
していたわけではないのですが、数年前に帰郷した時に偶然飲む機会が
あり、それ以来毎年欠かさず送ってくれています。
普段、コーヒー、紅茶に始まっていろんな飲み物を飲んでいますが、
我が家でゆっくり疲れを癒す時は、日本茶が一番しっくりくるような
気がします。今年の新茶も爽やかな苦みの次に、日本茶独特の
甘味がゆっくりと広がって来て、おいしい新茶を愉しむ時間が
とても幸せに過ぎていきます。
お茶のパッケージを開けてしまったら、なるべく早く飲んでしまわないと
特有の素晴らしい香りと美しいお茶のグリーンがどんどん失せていきます。
だからといってノルマみたいに飲んでは、おいしさも半減ですよね。
日本茶が好きで、本当によかったと思います。仕事から帰宅してから、
ご飯のあと・・・・・1日のうちで何回かは飲んでいます。
ただ残念なことに、我が家の若い者は積極的には飲もうとしません。
彼らは、別の飲み物のほうがどうしてもいいらしいです。
私と同年代以上の人たちでも「日本茶を自分で淹れて飲まない」人たちが
結構います。ペットボトルのお茶が、無糖飲料の代表のように売れるのに
皮肉な話です。
日本茶の守備範囲は広く、日本の食卓で普段見られるメニューなら
たいていのものになら合いそうです。熱いお茶はもちろん冷やしても
おいしく飲めるお茶の葉がちゃんとあります。
お菓子でも和洋を問わず、お伴になると思います。
今回のお茶のお伴は「あんドーナツ」。
お米が日本人にとってのソウルフードなら、「あんこ」は
ソウルスイーツと言えるかもしれません。
外側が程良くカリッと上がったドーナツの中にあんこが入っていて
ドーナツの生地とあんこがよくなじみ、本当においしいです。
中学生あたりの食べ盛りのころ、ほんとによく食べてました。
しばらく遠去かっていましたが、最近なぜだか無性に食べたくなる
時があります。特に夜中に・・・・・・・
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