2013年9月23日月曜日
ゆるキャラのジレンマ
この小さな街でも土日にゆるキャラフェスが開かれたので
いい歳をしてちょっとワクワクしながら行ってみました。
冒頭の迫力あるお顔の方は北海道夕張市の「メロン熊」さんです。
ゆるキャラとは思えない血走ったような赤い目と牙をむき出しにした
大きな口。行動も「お子様を恐怖のどん底に陥れる」凶暴な仕草で
子供たちの泣きじゃくる声があちこちから聞こえて来ました。
カッコイイですね~^^ So Coooooooool !!
おそらく会場のキャラの中で一番人気だったのではないでしょうか。
グッズも早い段階でなくなってましたし。
このクマ、「夕張の美味しいメロンを食い荒らして変貌したフルーツアニマル」
だそうです。
日本各地から「こんなに」っていうくらいたくさんのゆるキャラさんたちが
いらしてくださいました。写真も知らず知らずのうちにものすごくたくさん
撮れていて、昨夜はその整理だけで夜中になっちゃいました。
以下その中でも比較的まともに撮れたものを載せておきます。
(順不同・大きな画像にしてご覧くださいね)
上段左からバンダイくん(福島・裏磐梯観光エリア)、キビタン(福島)
あゆコロちゃん(神奈川)、しらかわん(福島)、おやまくま(栃木)
さのまる・与一くん・とちまるくん(栃木)、ちょるる(山口)、ホタピー(福島)
上段左からもちうさぎ(新潟)、うなりくん(千葉)、ぐんまちゃん(群馬)
向嶋言問姐さん(東京)、ハンバーグマのグーグー(静岡)
上段左から笹かまぼこの笹木くん・むすび丸(宮城)、シロモチくん(三重)
しわまろくん(岩手)、真田幸丸(長野)、ビズベア(宮崎)、しまねっこ(島根)
上段左からカッパのコタロウ(東京)、ニャジロウ(秋田)、ぴーにゃっつ(千葉)
からす天狗うじゅ(京都)、歌瀬 吟(新潟)、バリィさん(愛媛)、たかたのゆめちゃん(岩手)
で、初めてお会いしてビビビと来たのがこの大阪のお二人。
滝ノ道ゆずるさんとみっけさん。大阪の知り合いに聞いたら、ゆずるさんの
立派な石像が箕面駅前に建っているそうです。大阪のキャラはサービス精神
満点で、一緒に写真撮られる方それぞれに様々なポーズをきめてくれていました。
箕面にはつながりができるかもしれないのでとても楽しみです。
そしてもちろんゆるキャラ界のセレブリティのこの方も、
宮城に行く途中お忙しい中、サプライズゲストとして
20分ほどお立ち寄り下さいました。
さながら成田に降り立ったハリウッドセレブみたいで、大勢のスタッフと警官に
囲まれものすごい速さで移動されるので、とうとうまともな写真が撮れませんでした。
きっと次の予定がケツカッチンだったんだと思います。
記念の特製くまモンだるまを市長から受け取って、くまモン体操終えると
厳重に目張りされたハイエースで大急ぎで当地を後にされました。
一目実物のこの方に会いたいとこの街の人口をはるかに上回る人出でした。
ご当地ゆるキャラは、そのキャラが生まれた街をなんとかして他の地域に人にも
「こんなにおいしいものがある、こんなに美しい場所がある」って知ってもらいたい
という願いから生まれてきたものだと思います。
そしてそのキャラと触れ合うことで、そのキャラが生まれたところって
どんなところだろう?行ってみたいなあと年齢・性別を問わずに
思ってもらえるようにすることが彼らの最大の使命でしょう。
しかし、グッズや本や映像がだくさん出回り、知名度、人気が
上がれば上がるほど「そのキャラに会う」ことが目的になり、本来の使命から
どんどん遠ざかっていくように思います。
彼も全く知名度がないころは地元でも相手にされなかったそうです。
それから努力を重ねた末のこの高みですが、本来の使命よりも
彼に課せられている、様々な人たちの「経済・生活」が
かえって彼の存在を違う方向に向かわせているのかもしれません。
夕張のブースの方が
「ゆるキャラグランプリ、そんなに一生懸命じゃないんですよね」
っておっしゃっていたのは、キャラが地元から離れてしまう危うさを感じとって
いらっしゃるからかもしれないと個人的には思いました。
でもメロン熊とゆずるくんとみっけちゃんには投票しちゃおうかなと
投票用のID作っちゃいました。
全国からいらしてくださったゆるキャラの皆さん、
2日間楽しい思い出ありがとうございました。
そして暑い中本当にお疲れ様でした。
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