2016年10月17日月曜日

秋の旅


私の家の直接のルーツは函館です。
もっとも少し前に絶えてしまいましたが。
我が家の年寄りが、死ぬ前にどうしても
墓参したいと言うので久しぶりに
函館までクルマを走らせました。
北海道新幹線という手段も最近できましたが、
電車の乗換えが足腰と心臓に負担が
大きい人間を連れての旅なので車でゆっくり
行くことにしました。


函館山のお墓は、少し迷うくらい周りに墓石が
増えていましたが、海をを渡る風の音と
海鳥の鳴き声が時折聞こえるだけの
穏やかな場所でした。
もちろん台風18号が温帯低気圧に変わって
東に遠ざかってくれたから穏やかだった
わけですが。


墓参だけのつもりでしたが、あまりにお天気が
よかったので、大沼公園に足を延ばしました。
遊覧船から駒ケ岳の大きな爆裂火口形づくる
稜線がくっきり見えました。


爆裂火口が出来た時の噴火で堰止湖である
大沼ができあがり、そこに落ちた巨大な噴石で、
湖面にたくさんの小島が出来上がりました。
もっとも「小島」のように見えるためには
気の遠くなるような時間の経過があったわけですが。



出かける前の晩まで雨が降っていたのですが、
青い空とまぶしい日差しに恵まれた
3日間でした。水面を渡る風はやはり秋の風
でしたが、それでも座席に座っているのが
もったいないくらいの青空でした。


9月の長雨と台風で、ミニトマトはみんな腐って
しまいました。帰宅してみると最後に残った
実が赤く熟し始めていました。
シュウメイギクは満開、ドウダンツツジや
ブルーベリーは紅葉が始まっています。
これから秋も深まるのかな~と思うと
なんだか寂しく感じます。