2014年10月14日火曜日

滝めぐり


約1年ほどほったらかしにしてました。
自分が気が向いたときにしか
更新しないつもりなので
それはそれでいいのですが、
生来の怠けモノが「怠惰」にさらに
磨きをかけている昨今です。
9月の出来事を
今頃アップしようとするくらいですから。

院試の発表も終わり、遅ればせながらの夏休みを
とった末息子が久々に帰省してきました。
最近は滝を見に行くのが趣味になったらしく、
1泊2日で裏磐梯に滝を見にいくことにしました。
彼も運転免許は持っていますがペーパー歴4年弱
ですから私が運転するしかありません。

冒頭の滝は「達沢不動滝」です。
中ノ沢温泉から達沢の集落に折れて
しばらく行くと寂しい砂利の一本道にさしかかり、
臆せず行けば駐車場に着きます。
そこから5分ほど歩けば美しい滝と出会えます。
お年寄りでも行きやすい場所にあるせいか、
シーズンによっては混雑することもあるようです。
この日は雨上がりだったせいもあり、
実に静かでした。
この後「小野川不動滝」にまわりましたが、
途上でニホンザルの群れに遭遇、撤退しました。
この日は雨が上がるのを待ってでかけたので
既に日も傾いていました。
諸橋近代美術館を見学、宿に入りました。


こちらはダリの絵画・彫刻の収集で有名です。
ダリは私も大好きなので閉館ギリギリまで
拝見させていただきました。
美術館の建物やお庭もとても素敵です。


翌日は再び達沢不動滝付近に戻り、「幕滝」へ。
秘湯幕川温泉を目指して土湯峠の旧道を行くと
「名瀑 幕滝」の看板が。秘湯ですから当然
狭い一本道をうねうね登ったり降りたりです。
幕滝への案内看板がある駐車場から
2軒宿の間を行く「ほんとにこれでいいのか?」
みたいな路地を行くと
やがてあちこちに道標が立つ登山道に出ます。
ここから普段車生活の人間の脚で1時間くらい、




このような道を温泉が流れ込む渓流を望みながら
登り降りしていくと


落差30メートルの幕滝が姿を現します。
手前にある名もない温泉の滝もいい感じです。
気候条件によっては、途中温泉の蒸気が
噴出しているところもありますので、行かれる際は
軽登山にふさわしい服装、靴をお勧めします。

じゃあ滝でも見に行くかと、私の仕事の
合間を縫っての外出だったので、
あまり計画的ではなく
この日は五色沼を散策して帰宅しました。


小野川不動滝に行けず、なんとなく消化不良な
気分でしたし、翌日も好天だったので
日帰りできる範囲で行ってみるかと、
那須塩原の滝をいくつか見に行きました。


箒川と併走する国道400号線沿いにいくつもの
滝があるのですが、撮影しやすいところに
行くことにしました。
上は「風挙の滝」。この後の「竜化の滝」に
向かう途中にあります。うっかりすると
見過ごしてしまう小さな滝です。


こちらが「竜化の滝」落差60メートル
とのことですが、3段になっており、
直瀑の幕滝の方が
迫力あるかもです。遊歩道が整備されていて、
歩きやすくはなっていますが、
お年寄りや、小さなお子様連れには
おすすめできません。気軽に立ち寄れる
観光滝のひとつですが、せめて靴は
最低でもスニーカーを履きましょう。


箒川本流にかかる「布滝」です。
これって「滝」なの?って正直思いますが、
流れは美しいです。
ここに至る道が実に案内が悪く、
駐車場の案内看板を暗記してないと
ちょっと迷います。遊歩道の人気のなさも
なかなか不気味で、幕滝に行くよりも
怖い思いをします。
国道がそばを走っているにもかかわらず、です。

以上の滝は全て「クマ出没注意」地点です。
竜化の滝は人がたくさんいるので
あまり感じませんが、季節・時間帯によっては
人気がなくなります。気をつけましょう。

最後は素人は観瀑台から眺めることしか出来ない
「駒止の滝」です。


ここは午前中に行くべき場所でした。
実は滝つぼはとても美しいエメラルドグリーン
なのですが、山の陰になってしまって
写真ではわかりにくいですね。
以前は那須の御用邸の敷地の一部
だったのですが、今は「那須平成の森」として
国民に開放されています。
落差は20メートルくらいだそうで、
そばまで行ければさぞやとは思いますが、
間近まで観光開発が迫っている中、
こうした森は貴重ですね。
大丸、北温泉から街道に抜ける道から
眺める風景はその昔、馬で往来する旅人すら
思わずその脚を止めてしまう
美しさだからこその滝の名前でしょう。
ここは観瀑台と駐車場が整備されています。
車を停めたらすぐ見ることができます。

余談ですが、「滝を見に行く」という行為は
運動不足の身にはひどく応えました。
膝通、腰痛にしばらく悩まされたのは息子には
内緒です。